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【実施報告】令和2年度 教育関係共同利用拠点 筑波大学FDSD研修会 「一人ひとり違った学生に対して高等教育機関の教職員ができる支援~支援を行う多様な人材とその養成~」

7月9日(木)に「一人ひとり違った学生に対して高等教育機関の教職員ができる支援~支援を行う多様な人材とその養成~」を開催しました。この研修会は、Zoomを使用したオンライン形式の講義と、グループディスカッションを組み合わせて実施しました。学内外の教職員、特に実際に支援に携わっている専門家(カウンセラー・コーディネーター等)からお申込みをいただきました。当日は35名、見逃し配信では25名、計60名の方にご参加頂きました。

本研修では、発達障害学生を支援する人材の養成をテーマに行いました。
はじめに企画趣旨説明として、支援人材養成の必要性と発達障害学生支援に携わるカウンセラーとコーディネーターの役割について紹介しました。
次に、岩田淳子先生(成蹊大学文学部教授/学生サポートセンター学生相談室専任カウンセラー)よりカウンセラーの視点で、発達障害学生を支援するためのカウンセリングやアセスメントについてご説明を頂きました。森 麻友子先生(和歌山大学障がい学生支援部門講師)からは、コーディネーターの視点から支援体制の構築や学内外との連携についてご説明を頂きました。
研修会の後半では、オンライン上でグループに分かれ、参加者同士のグループディスカッションを行いました。各グループでそれぞれの学校の具体的な支援方法や実状を共有しつつ、発達障害学生支援に必要だと考えられるスキルについて検討致しました。ディスカッション終了後には、各グループの意見を全体で共有致しました。最後に参加者のチャットによる質疑に対して講師からご回答を頂きました。

研修会後の参加者に回答して頂いたアンケートからは、約91%の方から内容に満足したとご回答頂きました。本研修を通じて、改めて発達障害学生支援に必要なスキルとは何かを考えるきっかけとなりました。それと同時に支援人材養成の今後の在り方についても検討することができました。今後も支援人材養成については継続的に検討する機会を設け、皆さまと共有させて頂きたいと思います。

なお、この研修会の内容をマンガにして、後日こちらのWebサイトに掲載いたしますので、ぜひお読みいただけますと幸いです。