2024(令和6)年4月1日より、改正障害者差別解消法が施行され、私立大学等を含む民間事業者における合理的配慮の提供が法的義務化されることとなりました。しかし、実際に大学等における修学に際して合理的配慮を申し出た場合に、伝え方や関係者の理解の度合いによっては、単なるわがままととらえられてしまう等、対応に苦慮するケースもあるのではないでしょうか。
本研修会では、まず合理的配慮に関する講義を通して、合理的配慮に関する基礎的な情報を改めて整理することを目的とします。また、研修会後半では、複数の事例を組み合わせる等、個人情報を保護する形で作成された仮想事例動画を視聴した後に、参加者同士によるグル-プワークを行い、合理的配慮の提供プロセスやその在り方、対応ノウハウ等について理解を深めることを目的とします。
【開催日時】
令和5(2023)年8月2日(水)14時00分~16時30分
【開催方法】
Zoomミーティング開催(ブレイクアウトルーム使用)
【内容】
開会挨拶<5分>
竹田 一則(筑波大学人間系 教授/ヒューマンエンパワーメント推進局次長)
講演「合理的配慮を再考する」<30分>
望月 直人(大阪大学キャンパスライフ健康支援・相談センター 准教授)
【略歴】 関西大学大学院博士後期課程満期退学。公認心理師、臨床発達心理士。 静岡県における発達障害者支援センターや大阪府におけるペアレントメンター運営委員会など、自治体の活動を通して数多くの支援実践経験を有する。また、大阪大学における合理的配慮の対応フローを構築し、長きに渡り、合理的配慮の検討・提供に携わっている。 主な論文として、「精神障害学生の根拠書類としての「主治医意見書」の作成」(『CAMPUS HEALTH』第57巻2号)、「障害者差別解消法-対応の現状と課題 大阪大学における障害学生支援体制について」(『CAMPUS HEALTH』第54巻1号)等、他多数。 |
休憩<10分>
グループワーク<90分>
ワーク①「支援に必要な情報の検討・収集」
ワーク②「支援方針の検討」
質疑応答・まとめ<15分>
【対象者】
大学等の高等教育機関において合理的配慮の提供に携わる教職員
【定員】
30名(先着順)
【申込方法】
令和5(2023)年7月28日(金)までに下記フォームより申込
https://jp.surveymonkey.com/r/BHE_20230802_fdsd
※グループワーク以外の部分(講演パート・グループワーク導入・研修会のまとめ)については文字通訳があります。
※その他、情報保障が必要な方は【7月14日(金)まで】にお申込ください。
※本研修会は定員に達したため、申し込みを締め切りました(※2023年7月10日追記)
※講師講演パート等については、後日オンデマンド配信を予定しております。オンデマンド配信の詳細については改めてご案内させていただきます。
フライヤーは以下よりダウンロードすることも可能です。