2021年9月28日（火）に令和3年度教育関係共同利用拠点事業「ダイバーシティ＆インクルージョン教育拠点」FD/SD研修会「高等教育機関における教育のユニバーサルデザイン」の開催、ならびに、当日の研修会の様子をオンデマンド配信致しました。
当日は、Zoomミーティングで実施し、全国の高等教育機関における教員等26名の方にご参加いただきました。また、オンデマンド配信では全国の教育関係者162名の方にご視聴頂きました。
本研修では、星槎大学大学院 教育実践研究科・日本授業UD学会理事の阿部利彦氏を講師にお招きして、大学等における教育のユニバーサルデザインの説明や、その実践方法等に関する知見をご講演いただきました。その後の参加者によるグループワークでは、「①多様な学習者が授業で直面する困難（バリア）とは何か」「②授業の中でUDEの考え方に基づいた工夫として何ができるか」をテーマに、具体的な工夫や授業での仕掛け等を検討する機会を設けました。
研修会後に参加者より回答いただいたアンケートでは、「今後の授業設計のうえで、大変示唆に富んだ内容があった」「UD、UDLに関するインタラクティブな講演を受け、より広い視点で考えていける課題だと思った」「授業におけるユニバーサルデザインについて、具体例を交えてお話しいただき大変参考になった」など、参加者の皆様から多くの感想や今後の展望についてご意見をいただきました。
本研修を通して、障害の有無にかかわらず全ての学生を対象とした「教育のユニバーサルデザイン」の考え方が広まり、多様な学生の修学上の困りごとの低減につながっていく契機になれば幸いです。また、高等教育機関においても本テーマに関する議論が今後発展していくことにつながれば嬉しく思います。
