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Reasonable Accommodation for Developmental Disabilities

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【平成30年度 第8回 筑波大学FD/SD研修会(主催:DACセンター)を開催しました】

「発達障害の診断または傾向のある学⽣への⽀援 ―発達障害学⽣⽀援プロジェクトの成果と展望」というテーマのもと、9月11日(火)にRADDプロジェクト最終年度の報告を兼ねた研修会を開催しました。参加者は、学内外の大学教職員、学生など合わせて77名でした。
はじめに、RADDプロジェクト責任者である竹田教授から趣旨・背景・⽬的について説明があり、その後、事業内容・成果・展望について佐々木准教授が報告しました。発達障害学生の脳の多様性(ニューロダイバーシティ)に基づいたさまざまな支援について、海外の動きや筑波大学内での相談や支援の流れも含めて紹介しました。障害者差別解消法により国公立大学に法的義務が課せられた合理的配慮を提供するにあたっては、教育の本質を明確にした上で、公平な支援を提供する必要があることをお伝えしました。ラーニングサポートブックや自己理解促進ツールを使用した支援例についても紹介しました。
今回、新たな試みとして、Sli.doという質問集約およびアンケート投票システムを用いたところ、リアルタイムで多くの質問やコメントが寄せられました。回収したアンケートの中には、支援の具体例をもっと知りたい、他の教職員にも伝えたいという声が挙がっていました。
これまでは学生への支援に注力してきましたが、RADDプロジェクトの最終年度を迎えた今、教員へのコンサルテーションや支援ガイドラインの充実が必要と考えています。今後も、筑波大学内での相談機能の強化や、他大学等での研修・相談対応等、さまざまな展開を検討しておりますので、引き続き関心を寄せて頂けますと幸いです。

 

会場の様子