障害学生の中でも発達障害学生における自己特性理解についての支援のニーズは高く、今後の支援の充実が期待されています。また、大学等において合理的配慮を受けるためには、学生自らが相談窓口等に申請を行う必要があります。加えて、合理的配慮の提供プロセスでは建設的対話として、大学等と学生が、双方の意向を考慮に入れ、相互理解を深めつつ、困難の解決に向けて協力し合う必要があります。この一連のプロセスの中で、発達障害学生自身の自己特性に関する理解や、学生自身の障害特性の受け止めなどが重要となります。さらに、教職員には、修学・生活面での困難への対応、医学的診断のない学生への対応などが求められますが、これらは個別具体性が高く、個々の事例への対応に苦慮する可能性があります。
本研修会では複数の事例を組み合わせて匿名化された仮想事例動画を用い、高等教育機関における発達障害学生の自己特性理解の支援のあり方や、個々の対応について検討します。
【開催日時】
令和5年(2023年)1月20日(金) 14時00分~16時15分
【開催方法】
Zoomミーティング開催(ブレイクアウトルーム使用)
【内 容】
開会挨拶 <5分>
竹田 一則(筑波大学人間系 教授/
ダイバーシティ・アクセシビリティ・キャリアセンター 業務推マネージャー)
講 演「発達障害学生の自己特性理解を支援する」<40分>
田中 真理(九州大学 教授)
【略歴】臨床心理士・公認心理師 高等教育機関における障害学生支援や、発達障害学生の自己特性理解の研究・支援をご専門とされています |
仮想事例動画の視聴<10分>
休 憩<10分>
グループワーク<50分>
ワーク①「自己紹介、支援に必要な情報の検討・収集」
ワーク②「支援方針の検討」
質疑応答・まとめ<20分>
【対 象 者】
高等教育機関において発達障害学生の支援に専門に携わる方
(障害学生支援室や学生相談室等に所属する教職員等)
【定 員】
計30名程度(先着順)
【申込方法】
令和5年1月13日(金)までに下記フォームより申込
https://jp.surveymonkey.com/r/2022_virtual-case3
※グループワーク以外の部分(講演パート・グループワーク導入・研修会のまとめ)については文字通訳があります
※その他、情報保障が必要な方は【1月6日(金)まで】にお申込ください。
フライヤーは以下よりダウンロードすることも可能です。