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令和4年度科学技術分野の文部科学大臣表彰「科学技術賞 理解増進部門」

4月20日に令和4年度科学技術分野の文部科学大臣表彰が行われ、科学技術賞 理解増進部門において、佐々木銀河(人間系准教授)、竹田一則(人間系教授)、脇貴典(DACセンター助教)、中野泰伺(DACセンター助教)、末吉彩香(人間系研究員)が表彰されました。

この表彰は、科学技術に関する研究開発、理解増進などにおいて顕著な成果をおさめた人々の功績をたたえることで、科学技術に携わる人々の意欲向上を図り、日本の科学技術水準の向上に寄与することを目的として文部科学省が定めたものです。

対象となった業績は下記の通りです。

【業績名】
高等教育における発達障害学生支援に関する普及啓発

【業績概要】
高等教育機関では発達障害のある学生が増加している。障害者差別解消法が施行され、社会的な支援要請が高まる一方で、発達障害の診断や傾向のある学生への適切な対応方法については、身体障害と比べても科学的根拠に基づく支援が十分ではなく、科学的根拠に基づく正しい理解や適切な対応が求められている。
本活動では、「発達障害学生支援に関する調査・研究開発」、「筑波大学における発達障害学生支援の実践」、「他大学等への発達障害学生支援に関する全国的な普及活動」を包括的に展開する『発達障害学生支援プロジェクト』を2015年度から推進してきた。
本活動により、発達障害のある学生に役立つ支援技術を「障害」の言葉を用いず、全学生に配信するサービス「Learning Support Book (LSB)」を2017年に開発し、全国の大学等の教職員や学生と共同利用している。発達障害学生支援に関する理解啓発を目的とした研修を6年間にわたり開催し、延べ3,300名を超える教職員に研修を行っている。また、各大学等の依頼に応じて延べ80件の講師派遣にも対応し、各大学等の状況に応じた体制整備に寄与している。

 


【関連リンク】
https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/mext_00989.html
https://www.tsukuba.ac.jp/journal/awards/20220428142350.html