「ダボット」(以下「ダボット」といいます)は、学修や日常生活で生じるさまざまな困りごとに応じて、対処に役立つアイデアや便利なツールをLINE上で自動的に提案するチャットボットです。
筑波大学ヒューマンエンパワーメント推進局が運営する教育関係共同利用拠点では、全国の高等教育機関(大学、短期大学、高等専門学校、専門学校)を対象に、ダボットの有償による共同利用を行っています。また、共同利用を検討している機関には、契約前にダボットを試用できるテストアカウントを発行しています。
目次
1:ダボットの概要
2:ダボットに関する学術的検証・研究活動
3:ダボットの利用方法
4:ダボットの共同利用と利用料金
5:ダボットの共同利用の申込方法
6:ダボットに関するお問い合わせ先
ダボットの概要
ダボットは、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)社会技術研究開発センター(RISTEX)の助成(JPMJRX20I1、JPMJRS22I6)を受け、筑波大学ダボットプロジェクトにより研究開発されました。
ダボットの紹介ページ( https://dabot.jp )を開設していますので、ぜひご覧ください。
ダボットは、所属機関から案内された二次元コードをスマートフォン等で読み取り、LINEの友だちに追加することで利用を開始できます。
ダボットで提供する情報は、発達障害のある方を含む全国3,000人以上の協力者から収集した情報や調査結果をもとに作成し、専門家が内容を監修しています。
メニュー選択や困りごとチェック機能を利用することで、困っていることがまだ明確になっていない場合でも、学生生活に役立つ700件以上のアイデアやツールの中から、利用者の回答に応じた情報が自動的に提案されます。
メニューから選択するだけでなく、キーボードによるテキスト入力にも対応しています。
困りごとチェック機能は、アンケートに答えるだけで「対人関係」や「注意・集中」など自身がどこに困っているかをチェックして、自己分析に利用できます。
ダボットは自動応答型のチャットボットであり、24時間365日利用できます。対人場面での気遣いや緊張を感じることなく、自分のペースで利用できます。
ダボットの概要は、以下の紹介動画(1分35秒)でもご覧いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=6KUad4lO-cM
ダボットに関する学術的検証・研究活動
ダボットは、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)社会技術研究開発センター(RISTEX)の助成を受けて開発されました。
2020年10月から2022年9月までは「SDGsの達成に向けた共創的研究開発プログラム(シナリオ創出フェーズ)」、2022年10月から2026年3月までは同プログラムの「ソリューション創出フェーズ」において、研究開発を進めました。
現在は、その成果をもとに、共同利用および学術的検証を継続しています。
SDGsの達成に向けた共創的研究開発プログラム(シナリオ創出フェーズ)研究開発実施終了報告書【PDF】
SDGsの達成に向けた共創的研究開発プログラム(ソリューション創出フェーズ)【PDF】
発達障害の診断のあるなしにかかわらず、ダボットは大学生の困難感を軽減するか?
ダボットの学術的検証として、2022年に217名の大学生を対象としたダボットの実証試験を実施しました。
参加した大学生を「発達障害の診断がなく、発達障害スクリーニング尺度の基準値を超えない学生(定型発達群)」、「発達障害の診断がないが、発達障害スクリーニング尺度の基準値を超える学生(発達障害傾向群)」、「発達障害の診断のある学生(発達障害診断群)」の 3 群に分けて、無作為化比較試験(RCT)を行いました。
その結果、3 群すべてにおいて、ダボットを利用しない学生よりも、ダボットを1週間利用した学生の方が、学生生活上の全般的な困難感が有意に減少しました。
また、参加した学生それぞれの生活上の困りごとについて、ダボット利用後に「困難感」や「不安感」ならびに全般的な「抑うつ・不安」の程度が有意に軽減し、「困りごとが改善する期待感」が有意に向上しました。
ダボットについては、これまで大学生や就業者を対象とした調査・実証研究を行ってきました。今後も、多様な利用者にとっての有用性、利用しやすさおよび安全性について継続的に検証します。
ダボットを利用した大学生や就業者からの声
2021年には、発達障害のある方を含む大学生および就業者を対象としたトライアルを実施しました。そのうち75人を対象に、ダボットに関するヒアリング調査を行いました。
ヒアリングでは、ダボットを利用してみてよかった点として、主に以下の8点が挙げられました。
| 1(24時間365日対応) | 24時間365日、自分が知りたい時に知りたい情報をダボットで聞けること |
| 2(掲載情報の信頼性) | ネットでは間違っていることも多いが、大学の研究者が監修することで正しい知識を参考にできること |
| 3(受動的な応答) | 他のアプリケーションと異なり、アプリ側から通知を積極的に行わないため、焦りや煩わしさを感じなかったこと |
| 4(メニュー選択の利便性) | メニューなどで具体的な選択肢を出すことによって、何もないところから考えるよりも対応しやすかったこと |
| 5(キャラクターの安心感) | ダボット内のキャラクターに話しかけられることでWEB検索よりも安心感があったこと |
| 6(表出のしやすさ) | チャットボット相手だと対人ではないので気軽に質問できるし、悩みや気持ちをそのままぶつけられること |
| 7(発達障害を考慮した内容) | メールや電話対応のコツというコンテンツが、発達障害のある人にとって有益であったこと |
| 8(UIの使いやすさ) | LINE公式アカウントとして提供していることで、普段使っているツールで気軽に利用できること |
このように、日常生活の困りごとについて、いつでも、気軽に、聞けることが評価されています。
現在も、ダボットに関する学術的検証・研究活動を継続的に実施しております。
ダボットの利用方法
筑波大学の学生・教職員
学内各所に掲示しているチラシの二次元コードをスマートフォン等で読み取ることで、ダボットをLINEの友だちに追加できます。掲示場所が分からない場合は、下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
他の高等教育機関(大学、短期大学、高等専門学校、専門学校)の教職員や学生
ダボットの共同利用と利用料金
共同利用・テストアカウント
他の高等教育機関は、有償でダボットを共同利用できます。共同利用を検討している機関には、契約前に機能や操作方法を確認するためのテストアカウントを発行しています。
- 契約前のテストアカウント
- テストアカウントは、共同利用を検討している高等教育機関の教職員が、契約前にダボットの機能や操作方法を確認するためのものです。
- テストアカウントの発行を希望する場合は、下記のお問い合わせ先までメールでご連絡ください。利用可能な人数や期間については、担当者からご案内します。
※テストアカウントは、学生への提供は学内での本格的な運用を目的としたものではありません。
※テストアカウントの発行にあたっては、共同利用申込書の提出は不要です。
- 有償での共同利用・上限登録者数・提供物・広報物
- 利用機関は、想定する利用者数に応じて上限登録者数を設定します。基本利用料は、上限登録者数と利用月数に基づいて計算し、利用開始日の属する年度の利用料を一括して前払いしていただきます。
- 契約期間中に上限登録者数の追加を希望する場合は、追加する人数に応じたパックを申し込むことができます。追加料金は、追加する月から契約終了月までの残りの利用月数に基づいて計算し、前払いしていただきます。
- 契約後、利用機関専用のダボット登録用二次元コードを掲載したチラシを、PDF形式でお送りします。
- また、有料オプションとして、A4版チラシ、手持ち用リーフレット、三角ポップ等の印刷および発送を承ります
- 「①:A4版チラシ」は、学内掲示板や配布用に適しています。
- 「②:三角ポップ」は、食堂やラウンジなど、学生が利用するスペースに設置するのに適しています。
- 「③:手持ち用リーフレット」は、非常にコンパクトですので、学生に配布するのに適しています。
料金表・基本利用料の説明
基本利用料は、利用者数の上限に応じた月額制です。想定する利用者数に合わせて、100人、50人、10人の各パックを組み合わせることができます。
| 上限登録者数 | 基本利用料(月額) |
| 100人パック | 16,000円 |
| 50人パック | 9,000円 |
| 10人パック | 2,000円 |
基本利用料は、利用開始月から契約終了月までの月数に基づいて計算し、利用開始日の属する年度の利用料を一括して前払いしていただきます。月の途中から利用を開始した場合や、月の途中で上限登録者数を変更した場合も、日割り計算は行いません。
| 費目 | オプション料(単価)※任意 | |
|
広報媒体制作費
|
A4版チラシ(1枚) | 400円 |
| 手持ち用リーフレット(1枚) | 520円 | |
| 三角ポップ(1部) | 760円 | |
| 送料 | 発送数ならびに送付先住所による | |
| 手数料 | 広報媒体制作費の10% | |
※価格はすべて税込みです。
※上限登録者数とは、ダボットに登録できる利用者数の上限です。
※基本利用料は、利用開始月から契約終了月までの利用期間分を一括してお支払いいただきます。
※月の途中から利用を開始した場合も、日割り計算は行いません。
※契約期間中に上限登録者数を追加できます。
※年度をまたいで利用する場合は、年度ごとに手続および請求を行います。
※利用料は変更することがあります。
利用料金の計算例
例1:相談に来ている学生10名以内に利用してもらう場合
10人パックを利用します。2,000円×利用月数=基本利用料
例えば、10月から翌年3月までの6か月間利用する場合は、次のとおりです。
2,000円×6か月=12,000円
12,000円を、利用開始年度に一括してお支払いいただきます。
例2:当初10名で契約したが、利用者が増えそうなので、20名まで追加したい場合
当初は10人パックを利用します。月額2,000円
契約期間中に上限登録者数を20人に変更する場合は、10人パックを1つ追加します。
追加料金は、10人パックの月額2,000円に、追加月から契約終了月までの残りの月数を乗じて計算します。
例えば、10月から翌年3月までの契約で、1月から20人まで利用できるようにする場合は、1月から3月までの3か月分を追加します。
2,000円×3か月=追加料金6,000円
この場合、当初の基本利用料12,000円に追加料金6,000円を加え、合計18,000円となります。
ダボットの共同利用の申込方法
はじめにご確認いただく要項等
共同利用を希望する高等教育機関は、下記の「要項」をご確認ください。
要項の他に、ユーザー(利用する学生や教職員等)への「利用規約(ユーザー向け)」「プライバシーポリシー」がダボットを友だち追加する際に表示され、同意した方のみが利用できます。
PDF「ダボット」利用規約(ユーザー向け)およびプライバシーポリシー
ダボットの利用にあたり、氏名や生年月日など、利用者を直接特定する情報の入力は求めていません。取得する情報とその取扱いについては、利用規約およびプライバシーポリシーをご確認ください。
共同利用の申込方法
有償での共同利用を希望する高等教育機関は、「共同利用申込書」に必要事項を記入し、メールに添付して、下記のお問い合わせ先までお送りください。
テストアカウントの発行を希望する場合は、共同利用申込書の提出は不要です。まずは下記のお問い合わせ先までメールでご連絡ください。
メールの件名は、次のとおりとしてください。
件名:ダボット共同利用申込(機関名)
申込書の内容を確認後、担当者から利用開始までの手続についてメールでご連絡します。
共同利用申込書の記入にあたり、ご不明な点等ございましたら、お気軽に下記の問い合わせ先にご連絡ください。
共同利用機関の名称や利用内容を、教育関係共同利用拠点の事業報告等に掲載することがあります。掲載する情報や方法については、必要に応じて事前に確認します。
ダボットに関するお問い合わせ先
〒305-8572
茨城県つくば市天王台1−1ー1 筑波大学人間系学系A棟A101
筑波大学ヒューマンエンパワーメント推進局 (BHE)
ダボット共同利用担当 宛
E-mail:dabot#@#un.tsukuba.ac.jp
※「#@#」を「@」に置き換えてください
TEL:029-853-3888
FAX:029-853-3889




