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障害別支援

学生の声


支援学生の声

Hさん(知識情報・図書館)

情報支援について

この1年間ピア・チューターとして活動し、各種講義や集中授業、式典等で情報支援を行ってきました。おもに、パソコン要約筆記を用いて、支援を行っています。

私が、「ピア・チューター」という活動を知ったのは、入学時に配布された資料からでした。そのときは、「こういう活動もあるのか」程度の感想しか抱きませんでした。しかし、ピタ・チューター養成講座のガイダンスで実際に情報支援を見て、自分も支援活動を行いたいと思いました。明確な理由を持ち、活動を始めたわけではありませんでした。今では私の情報支援が、少しでも聴覚障害学生の理解の助けになればと思っています。

また、情報支援の難しさも知りました。ただ単純に、先生や学生の話をタイピングすれば良いわけではなく、いかに意味を変えずに要約できるか。その能力の必要性を感じました。情報の要旨を判断し、要約することで必要なものを伝えることができます。

支援チームに所属し、ピタ・チューター活動を通しさまざまなことを学ぶことができました。今後も情報支援を続けていき、少しでも貢献できればと思います。

Mさん(医学)

支援を通して得たものについて

私は大学から聴覚障害学生支援に携わり、約2年になります。現在は主にパソコン要約筆記を行っています。支援に興味を持ったのは、入学式のときの初めてパソコン要約筆記を行っている様子を見たことがきっかけでした。それから学内での養成講座を受講し、ピア・チューターとして支援に関わるようになりました。

支援を始めたころは、不安が多く、悩むことばかりでした。派遣された講義で、要約が間に合わず大切な情報を落とすことが多々ありました。講義中に飛びかう情報は、利用学生にとっては試験に出る内容であったり、レポートにしなければならない内容であったりします。支援に伴う責任に押しつぶされそうでした。そんな中、支援を続けることができたのは、先輩ピア・チューターのサポートやアドバイス、そして支援の合間にする利用学生との交流があったからです。そして、日頃の練習や経験を積む中で、不安が少しずつ自信に変わっていきました。今は、一人でも落ち着いて支援を行うことができるようになりました。

支援を通して、集中力やタイピングの技術、要約能力がついただけではなく、物事に対して前向きに取り組めるようになったと思います。また、他学類の利用学生やピア・チューターとの交流を通して、様々な価値観に触れ、日々刺激のある充実した大学生活を送ることができています。今後もこの出会いを大切にしながら、よりよい支援を行えるよう努力していきたいと思います。