運動・内部障害学生支援・準備室
運動・内部障害学生支援・準備室は人間系学系棟に設置されています。支援に必要な機器や備品を管理しており、学生スタッフによるチーム活動の運営やコーディネート作業を行う場として使用しています。また、障害学生の静養場所や支援学生との交流の場所としての役割も果たしています。
チームの構成
運動・内部障害学生支援チームは、学内の支援学生で構成されており、BHE(アクセシビリティ支援チーム)の下で、ピア・チューターの募集・養成などを学生の主体的活動によって行っています。チームの運営には、障害の有無を問わず、運動障害のある学生もスタッフの一員として活動にあたっています。なお、チームの具体的な構成は、以下の通りです。
構成
- 専門スタッフ
- ピア・チューター(2019 年度6 月末現在): 71 名
チームリーダー | チームの統括とBHE(アクセシビリティ支援チーム)との連絡 |
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副リーダー | リーダーの補佐業務 |
コーディネーター | 講義へのピア・チューター派遣コーディネート |
養成講座係 | 科目「障害学生支援技術」(養成講座)の企画・運営 |
駐輪マナー係 | 駐輪マナーアップキャンペーン実施 |
バリアフリー調査係 | 学内のバリアフリー調査 |
物品係 | 支援機材の管理・メンテナンス |
主な支援内容と特徴
移動支援
本学は、学内の敷地が広く起伏も激しいため運動障害学生の移動に困難が生じる場合があります。授業間の移動の際にピア・チューターに車いすを押してもらう移動支援や、学内における授業間移動にタクシーを利用するなどの工夫をしています。
講義に関する支援・ノートテイク
講義を受ける際の支援としては、カバン内の荷物の出し入れや資料の整理、机・椅子の移動等が挙げられます。ノートを取ることが難しい障害学生には、ピア・ チューターによるノートテイクも行っています。
定期試験
定期試験では、受験方法に困難がある場合、授業担当教員に相談をすることができます。障害の部位や程度により、試験時間の延長、試験答案のパソコン・IC レコーダ・代筆・別室受験などの配慮を行うことがあります。BHE(アクセシビリティ支援チーム)では、障害学生本人や授業担当教員からの相談に対して助言していきます。
履修上の配慮
体育、外国語、情報科目といった初年次必修科目においては、入学時にそれぞれの専門組織・教員によるガイダンスと相談が行われます。障害学生のニーズに合わせた、講義や教室の配慮をお願いすることができます。例えば、体育の場合、障害学生に配慮・工夫した「トリム運動」が開設されています。
バリアフリーマップの作成
ピア・チューターによる学内のバリアフリー調査を行っています。各教室、トイレ、エレベーター等の状況を整理・確認しています。集まった情報をもとにバリアフリーマップの作成が行われています。