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ダイバーシティ・アクセシビリティ・キャリアセンター

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障害別支援

配慮や支援のポイント

視覚障害

すべてのみなさんへ

  • 点字ブロックは、視覚障害学生のための大切な手がかりです。点字ブロックの上または周辺に自転車を停めたり、荷物を置いたり、立ち止まったりしないで ください。
  • 視覚障害学生が困っている様子を見かけたら、「何かお困りですか?」と積極的に声をかけてください。
  • 視覚障害者を誘導する際は、視覚障害者に自分のひじや肩を軽くつかんでもらい、階段の有無や路面の変化などを伝えながら、視覚障害者よりも少し前を歩いてください。

教員のみなさんへ

  • 配付資料やプレゼンテーション資料の電子データを、事前にご提供ください。
  • 板書を声に出して読み上げてください。
  • 板書やスクリーンの映像を指示しながら説明をする際には、「これ」「ここ」などの指示語を使わず、できるだけ具体的な言葉を用いてください。
  • 板書の際は、大き目の文字を意識して書いてください。黒板では青色以外のチョークを、ホワイトボードでは太目のペンをご使用いただけますと、弱視学生にとってより見やすくなります。

職員のみなさんへ

  • 特に重要な連絡(呼び出しなど)は、電子メールなどで本人に直接お知らせください。
  • 簡単に記載できる申請書類などは、その場で代筆のお手伝いをお願いします。

学生のみなさんへ

  • 掲示板の情報のうち、視覚障害のある友人にとって必要と思える内容を見つけたら、積極的に伝えてください。
  • 授業やサークル活動などで資料を配ったりプレゼンテーションをしたりするときには、事前に電子データを視覚障害のある参加者に渡してください。

聴覚障害

すべてのみなさんへ

  • 聴覚障害学生に顔を見せ、口を隠さずに話をしてください。マスクを付けている場合は、はずしてください。
  • 文字や身振り、筆談などを用いて、目に見える形で話すよう心がけてください。
  • 聴覚障害学生の発音がきき取りづらい場合には、わかったふりをせず、遠慮なくきき返してください。
  • 複数人による会話やグループワークでは、今誰が何を話しているのかがわかるように話を進めるよう心がけてください。

教員のみなさんへ

  • 聴覚障害学生は、情報支援を行うピア・チューター(先生の発話を文字化して伝える支援学生)とともに受講することをご理解ください。
  • 資料を事前にご提供ください(※プレゼンテーションの内容を受講者に配布しない場合でも、円滑な支援のため、ピア・チューターにだけは提供してください)。
  • 専門用語、数式、固有名詞、試験範囲や課題締め切りなどの大事な情報は板書してください。ただし、板書しながら話をせず、書き終わってから受講生の方を向いて話をしてください。
  • ピア・チューターが話しに追いつけるよう、文の切れ目で間(ポーズ)を作ってお話しください。
  • 専門用語や大事な内容は繰り返してください。
  • 「これ」「ここ」など指示語は極力使わず、できるだけ具体的な言葉を用いてください。
    例:×「ここが特に重要です」 ○「アンダーラインの部分が特に重要です」
  • ピア・チューターが受講生の発言なども文字化できるよう、受講生の発言を復唱する、または教室全体に聞こえるように話すよう受講生に促してください。

職員のみなさんへ

  • 様々な方法を用いて、確実にコミュニケーションを取るようご配慮ください。
  • カウンターに筆談ボードや筆談に応じる耳マークを置いていただけると、聴覚障害学生も筆談を頼みやすくなります。

学生のみなさんへ

  • 聴覚障害学生も話の輪に入れるように、コミュニケーション方法を工夫してください。
  • 同じ授業を聴覚障害学生が受講していた場合、以下に挙げるような配慮をお願いします。
    • 発言する際は、教室全体に聞こえるくらい大きな声で、はっきりと発言してください。
    • 授業で発表する際は、ピア・チューター分の発表レジュメをご用意ください。また、読み原稿を作って発表する場合は、その原稿もピア・チューターにお渡しください。
    • ピア・チューターが同席していない場合、「隣に座ってノートを見せてほしい」、「あとでノートをコピーさせてほしい」などと聴覚障害学生から依頼障害別支援についてされたら、ご協力をお願いします。

運動・内部障害

すべてのみなさんへ

  • キャンパス内や建物には多くのバリアがあります。それらを作らないように心がけてください。
  • 自転車や障害物が移動の邪魔にならないようにしてください。歩行者が通れるくらいの幅だけではることがあります(車いす利用者が余裕を持って移動するためには、1mくらいの幅が必要です。)

教員のみなさんへ

  • 上肢(腕や手)に障害のある学生は、パソコンの持ち込み、写真による板書記録、ICレコーダによる講義記録、代筆などを希望することがあります。相談のうえでご対応ください。
  • 車いす利用者の場合、机やイスを特定のものに替える希望を出すことがあります。また板書やプロジェクタの見やすい位置などに配慮をお願いすることがあります。
  • 教室間が遠いために、どうしても授業に遅れることがあります。事前に相談しますのでご対応ください。
  • 疲労や健康上の理由から、途中退席しなければならないことがあります。これも事前に相談しますのでご対応ください。

学生のみなさんへ

  • 授業時に、資料の出し入れや代筆、ドアの開閉などについて、支援が必要なことがあります。
  • 移動時に重い荷物や多くの荷物を持つのが大変なときは、お手伝いください。

発達障害

発達障害のある学生は一人ひとり支援ニーズが異なりますので、それぞれの支援ニーズや状況に応じて、個別に対応していただければと思います。 以下に、配慮が必要と考えられる場面とその対応例をお知らせします。

大切な情報を聞き漏らしたり、聞き間違えたりしてしまう場合

教室変更、試験の場所や内容、レポート等の課題に関する重要な情報は、事前あるいは授業内で適宜ご指示ください。なお、口頭での指示だけではなく、配布資料、掲示板、ウェブサイト等の視覚的な周知方法を用いることで、正確な情報を伝えることができます。

授業の見通しが持てず、授業の選択や継続的な授業参加が難しい場合

授業のアウトラインや授業形態、評価方法や評価基準をシラバス等に明記していただくことで、授業全体の見通しを持つことができ、安心して授業選択や授業参加をすることができます。

研究計画を立てることや考えをまとめて文章化することが難しい場合

ゼミ担当教員には、本人との定期的な打ち合わせ、進捗状況の確認をお願いいたします。

健康上の理由により、やむをえず授業を欠席する場合

健康上の理由で、授業に欠席する場合があります。また、一度授業に欠席することで、授業内容についていけないと判断し、その後の授業に参加できなくなる場合もあります。欠席した場合は、授業担当教員に授業資料や内容について問い合わせることがありますので、授業資料の配布、内容についての質問等への個別対応をお願いいたします。

履修登録、履修単位の管理が難しい場合

担任やエリア支援室職員には、卒業や進級に必要な単位について、各学期の前後に履修相談を受け付けていただきますようお願いいたします。