5月21日と28日の2日間で、聴覚障害学生支援グループの養成講座を開催しました。
1日目は、ピア・チューターを利用している聴覚障害学生から支援の必要性について紹介がありました。また、情報支援に関する講義を行いました。
これらを通して、障害学生支援の背景となる制度についての知識やピア・チューター活動の必要性についての理解を深めていただきました。
その後、手書きによる要約筆記、PCによる要約筆記(単独・連携)について、基礎と実技を行いました。
2日目は、さまざまな音声認識ツールを実際に使ってその精度や限界について体験しました。
その後、模擬講義等を通してPCによる要約筆記(単独・連携)の演習を行いました。
また1日目・2日目ともに、聴覚障害学生やピア・チューターと受講生との間で、実際の支援の様子や支援に入る上での疑問や不安などを率直に話し合える場を設定しました。
2日間の養成講座を通して、受講生は聴覚障害のある学生が授業を受ける上での困難さや、周囲はどのような点に配慮や支援をすべきかを考えるきっかけになったのではないかと感じております。
障害学生支援の養成講座は各コースともに、春学期・秋学期の年2回開講しています。
障害学生支援について、関心のある学生のみなさんは来年度の講義「障害学生支援技術」の受講登録をお願いします。
※今年度の秋学期の募集はすでに終了しています。