menu

ダイバーシティ・アクセシビリティ・キャリアセンター

アクセス |

2023年度秋学期 聴覚コース養成講座を開催しました

 10月15日、22日の2日間にかけて、聴覚障害学生支援グループの養成講座を開催しました。

 1日目は、ピア・チューターを利用している聴覚障害学生から支援の必要性について紹介しました。次に、情報支援に関する講義を行い、障害学生支援の背景となる制度やピア・チューター活動の必要性についての理解を深めました。その後、手書きによる要約筆記、PCによる要約筆記(単独・連携)について、基礎と実技を行いました。

 2日目は、さまざまな音声認識ツールを実際に使ってその精度や限界について体験しました。その後、模擬講義を通してPCによる要約筆記(単独・連携)の演習を行いました。また、ピア・チューターや情報支援を受ける学生の倫理についても講義を行いました。

 また1日目・2日目ともに、聴覚障害学生やピア・チューターと受講生との間で、実際の支援の様子や支援に入る上での疑問や不安などを率直に話し合える場を設定しました。さらに、感想共有ツールを使用して、授業を通して感想と、それに対するコメントを受講生・聴覚障害学生・運営に関わったピア・チューター全員で共有しました。

 2日間の養成講座を通して、受講生は聴覚障害のある学生が授業を受ける上での困難さや、周囲はどのような点に配慮や支援をすべきかを考えるきっかけになったのではないかと感じております。

 障害学生支援の養成講座は各コースともに、春学期・秋学期の年2回開講しています。

 障害学生支援について、関心のある学生のみなさんは来年度の講義「障害学生支援技術」の受講登録をお願いします。

 

秋学期養成講座聴覚① 要約筆記の実習の様子。受講生は2人1組となり、先生役のピア・チューターが話す内容をパソコンに打ち込みました。実習後、先輩ピア・チューターからアドバイスを受けました。

 

 

 

 

 

秋学期養成講座聴覚②

 音声認識体験の様子。音声認識ツールが得意なこと・不得意なことについて、講義、ディスカッション、動画放送など様々な場面を通して体験しました。