視覚グループのピア・チューター(支援学生)養成講座を、2023年10月7日・8日の二日間で行いました。
今回も春学期と同様、両日とも教室での対面実施となり、多くの受講生と、養成講座を担当するピア・チューターが参加しました。
プログラムとして、10月7日には弱視シミュレーションレンズやアイマスクをつけての歩行・誘導体験や、視覚障害者用の支援機器体験などを行いました。一方8日については、図表の説明方法や書類のレイアウト調整、OCR技術の解説と紙資料やpdfデータのテキスト化といった、実際のピア・チューター活動でよく行われる内容が扱われました。その他事前学習として、小林秀之先生による「視覚障害の理解と支援」と題した基礎学習動画もありました。
養成講座を企画したピア・チューターたちはプログラム内容の修正・見直しを行ったり、念入りにシミュレーションを行うなど、熱心に取り組んでくれた他、春学期に新しくピア・チューターとなった学生たちも多く参加してくれました。 そうした努力もあり、本講座はかなりの盛り上がりを見せ、受講性たちも各プログラムへ積極的に参加し、お互いに意見や感想を交換してくれていました。その結果、16名の学生が、新しくピア・チューターとして登録してくれました。
本養成講座は、実際に障害のある学生をサポートしている先輩ピア・チューターや障害のある学生自身が、プログラムの企画・運営を行っており、専門的な支援技術や視覚障害について深く学ぶことができます。
こうした活動に興味のある方は、ぜひ来年度に本養成講座を受講いただきたく思います。
OCRソフトでの文字校正の様子
読み書き体験の様子
弱視補講体験の様子