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ダイバーシティ・アクセシビリティ・キャリアセンター

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ドイツ ハンブルク大学からの訪問団が本学を視察

 10月10日、ドイツ ハンブルク大学(University of Hamburg)から教員2名、大学院生6名がダイバーシティ・アクセシビリティ・キャリアセンター(DACセンター)の障害学生支援を視察されました。バリアフリー講義室(第二エリア2B412)、各障害別学生支援・準備室を見学していただいた後で、筑波大学における障害学生支援体制や支援内容について説明し、障害学生支援に関するディスカッションを行いました。
 視察では、ハンブルク大学障害学生支援室の副室長の先生から、バリアフリー講義室のように全学で障害のあるなしにかかわらず、ユニバーサルデザインに基づく授業環境を構築する試みをしていることは、非常に素晴らしいことであるというお話がありました。また、日本政府が10月1日に「視覚障害者等による著作物の利用機会促進マラケシュ条約」という視覚障害者等の方々による著作物の利用機会を促進するための国際条約を締結したことも話題となり、障害のある学生における著作物の利用機会の促進を今後どのように進めるべきかについて活発な意見交換が行われました。
 その他、ディスカッションでは、「ドイツでは大学に在籍する全学生の約15%が何らかの障害や疾患のある学生である」という衝撃的なお話があり、全学生の1%に満たない日本の現状との違いに気づかされました。今後、日本でも発達障害や精神障害などの“目に見えない”障害のある学生の割合が確実に増えていくであろうことが話し合われました。

 

バリアフリー講義室視察の様子

ハンブルク大学の視察団との集合写真