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【実施報告】令和2年度第4回筑波大学FD/SD研修会「遠隔授業におけるアクセシビリティを考える」

 7月29日(水)に令和2年度第4回筑波大学FD/SD研修会「遠隔授業におけるアクセシビリティを考える」を開催しました。この研修会は、Zoomを使用したウェビナー方式で実施し、学内の教職員、学生に加え、学外からもお申込みいただき、当日は388名の方にご参加いただきました。

 

なお、8月31日までオンデマンドによる見逃し配信を行い、見逃し配信には295名の方にご参加いただきました。(2020/09/17追記)

 

 本研修では、これまでの筑波大学における遠隔授業のアクセシビリティについて、アクセシビリティ専門教員、研究員から報告を行いました。

 

 はじめに、「筑波大学における障害学生を想定した遠隔授業の対応」として、筑波大学における遠隔授業の経緯や、遠隔授業における障害学生の対応ガイド、遠隔による障害学生支援の概要について解説しました。

 次に、「遠隔授業における聴覚障害学生のための遠隔情報支援」として、オンデマンド形式における情報支援、リアルタイム形式における情報支援について解説し、実際に遠隔授業において情報支援を行った支援学生の声を報告しました。

 そして、「障害学生と教員からの遠隔授業の体験談〜授業後アンケート調査の結果報告〜」として、視覚障害・運動障害学生への遠隔授業における支援方法について解説し、アンケート調査の結果報告として、遠隔授業を受講した障害学生や授業担当教員の声と遠隔授業における利点と課題についてお話しました。

 最後に質疑応答を行い、「遠隔により生じた新たな合理的配慮について、教員にきちんと伝えていくには?」「学生の声として対面授業の方が良いという理由があれば教えてほしい」「出席代わりの毎回レポートに時間がかかって辛かった」など、参加者の皆様から多くのご質問や感想をいただきました。

 

 研修会後に参加者の方に回答いただいたアンケートでは、約93%の方から内容に満足したとご回答いただきました。本研修を通して、参加者の皆様の遠隔授業に対するご意見や体験談を共有させていただき、遠隔授業におけるアクセシビリティを考える貴重な機会となりました。今後も、実践や体験について、皆様と共有させていただく機会を作って行きたいと思っております。

 

 この研修会の内容を4枚のマンガにまとめました。画像をクリックすると表示されますので、是非ご覧ください。

 

                            (2020/09/17掲載)

 

 

 ウェビナーによる研修会配信の様子

 

 手話通訳ブースの様子