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2022年度春学期 LSコース養成講座を開催しました

 LS(Library Support)グループのピア・チューター(支援学生)養成講座を、2022年の5月21日と6月18日の二日間で行いました。

 

 LSグループのピア・チューターは、紙資料を直接読むことの難しい障害学生のために、書籍をテキストデータ(txt形式)に書き換える活動をしています。

 今年度も新型コロナウィルス感染拡大下での実施となりましたが、ソーシャルディスタンスの確保や消毒といった感染対策を行いつつ、久々に教室にて対面式で実施しました。
 プログラムとしては図や表・写真の説明方法について学び、支援活動の基礎を習得しました。さらにこれを応用し、ペアを作りお互いの説明を聞いて理解度を確かめたり、説明をもとに図形を再現するといったものがありました。そして6月18日については、上記プログラムの応用編に加え、実際にLSグループより支援を受けている学生の声を紹介したり、視覚障害学生の利用する音声読み上げソフトを使って資料を確認するといった体験も盛り込まれました。

 

 久々の対面実施ということもあり、教材・プログラム内容の見直しや念入りなシミュレーションを行うなど、講義を担当したピア・チューターたちがとてもがんばってくれました。それもあり、ペアでの活動を通じ、受講生たちは言葉や文字で図形を説明する難しさや奥深さを感じてくれていました。

 

 LSグループの活動は、障害学生を支援するのみならず、データ化された書籍・資料がネット上に保管・公開されるため、学内で完結しない活動となっています。こうした活動に興味・関心のある方はぜひ、DACセンターまでご連絡ください。

 

LS養成講座の様子2