6月24日、25日の2日間、発達コースの春学期養成講座を開催しました。
1日目の対面講義では、発達障害特性に関連した疑似体験や、発達障害学生に役立つ支援機器の紹介と体験を行いました。
疑似体験では、感覚過敏や学習障害の一つである読み書きの困難さを体験し、受講生からは、「発達障害をもっている方の疑似体験をできたのは非常に価値のある経験だった。」、「発達障害の疑似体験を通して、発達障害を理解することができた。」、「支援の在り方について考えるきっかけとなった。」などといった感想が寄せられました。
発達障害学生に役立つ支援機器の紹介と体験では、先輩ピア・チューターに担当していただきました。受講生は実際に発達障害学生が使用している支援機器を体験しました。
2日目はオンラインリアルタイムで講義を実施しました。
午前中は発達障害当事者をゲストにお招きし、貴重な経験談をお話しいただいた後、受講生と交流していただきました。午後は、疑似的にグループ活動の一つであるエンパワメントグループ活動を行い、大学生活での困りごとについて様々な対処法があることに気づくことができました。また、受講生からは、「ピア・チューターの活動が体験を通してわかりやすく理解することができた。」、「当事者の方のお話を聞くことで、発達障害の特性をもつ方が自己の特性と向き合い、社会の中でどのように過ごしているか知ることができた。」、「当事者の視点について理解が深まった。」、「当事者の人生のエピソードを聞いて、自分の人生にも生かそうと思った。」などといった感想が寄せられました。
養成講座は、来年度も開催予定です。
ピア・チューター活動に関心をお持ちの皆さんのご参加をお待ちしております。
養成講座の様子