12月2日、3日の2日間にわたり、手話コミュニケーションⅡの講義が開催されました。
この講義は前年度に新設された科目で、手話コミュニケーションⅠを履修した学生が対象です。
手話コミュニケーションⅡでは通常会話ができる手話を習得することを目標としています。また、知識や技術の習得だけでなく、聴覚障害者を理解したうえで、自分ができる支援を考えられることを目標にしています。
手話コミュニケーションⅡでは手話の文法の習得を主に行いました。表情や具体的表現、空間の利用、意味にあった手話など、実習を通して習得しました。あわせて、聴覚障害を持つ学生から、講義や普段の生活(友人との過ごし方、サークルやアルバイト、一人暮らし)について、どのように過ごしているか、不便さを感じることについて紹介してもらい、どのような支援が考えられるか考えました。
手話コミュニケーションⅠ・Ⅱは来年度も開催されます。手話コミュニケーションⅠ・Ⅱの目的に興味をお持ちの学生の皆さんの参加をお待ちしております。
また、筑波大学では障害のある学生に向けた支援のひとつとして、ピア・チューター制度があり、今回の授業でもピア・チューターがサポートしています。ピア・チューターとしての活動に関心をお持ちの方は、来年度、開講される『障害学生支援技術』の受講をお待ちしています。
授業の様子。単に手話を学ぶだけでなく、聴覚障害者を理解したうえで、自分ができる支援を考えられることを目的とした講義を行いました。