視覚グループのピア・チューター養成講座を、2024年の6月22日と23日の2日間で行いました。
プログラムとしては22日にはアイマスクや弱視シミュレーションレンズをつけ、視覚障害を再現しての歩行・読み書き体験を行い、23日には資料のレイアウト調整、誤字や脱字をチェックする、紙資料の代読・代筆といった、実際のピア・チューター活動でメインとなる内容を主に扱いました。
その他視覚障害者に関係する支援機器の操作体験や、実際に支援を受けている学生による講演、事前学習として小林秀之先生による「視覚障害の理解と支援」と題した基礎学習動画の公開も行いました。
運営に参加してくれたピア・チューターは、これまで行われてきたプログラムの良い点や改善点を細かく整理し、演習の理解度を高める努力を重ねてくれました。それもあり受講生たちは各プログラムに対し意見・感想をたくさん持っていた他、受講生同士でも盛んに意見や感想の共有もしてくれていました。
また、利用学生から直接話を聞いたり、演習の際運営のピア・チューターと細かな会話を重ねることで、支援に対するイメージを膨らませることができていたように見えました。
そうした結果もあり、19名の学生が、新たにピア・チューター登録をしてくれました。
本養成講座は、実際に障害のある学生をサポートしている先輩ピア・チューターや障害のある学生自身が、プログラムの企画・運営を行っており、専門的な支援技術や視覚障害について深く学ぶことができます。
こうした活動に興味のある方は、ぜひヒューマンエンパワーメント推進局(BHE)までご連絡ください。