12月7日、12月8日の2日間にかけて手話コミュニケーションII を開催しました。
この講義は手話コミュニケーションⅠを履修した学生が対象です。
手話コミュニケーションⅡでは通常会話ができる手話を習得することを目標としています。また、知識や技術の習得だけでなく、聴覚障害者について理解したうえで、自分ができる支援について考えられることを目標にしています。
手話コミュニケーションⅡでは手話の文法の習得を主に行いました。表情や具体的表現、空間の利用、意味にあった手話などを実習を通して習得しました。あわせて、聴覚障害のある学生から、講義や普段の生活(友人との過ごし方、サークルやアルバイト、一人暮らし)について、どのように過ごしているか、不便さを感じることについて紹介してもらい、どのような支援が考えられるか考えました。
手話コミュニケーションⅠ・Ⅱは来年度も開催されます。手話に興味をお持ちの学生の皆さんの参加をお待ちしております。
また、筑波大学では障害のある学生に向けた支援のひとつとして、ピア・チューター制度があり、今回の授業でもピア・チューターが授業のサポートを行っています。ピア・チューターとしての活動に関心をお持ちの方は、来年度、開講される『障害学生支援技術』の受講をご検討ください。
手話の実習の様子。実習には聴覚障害学生や手話の経験のある学生もグループに入り、受講生をサポートしました。