聴覚障害学生支援グループの養成講座(秋学期)を開催しました。
今年度は10月12日と10月19日に実施しました。
春学期同様、障害学生支援の背景、ピア・チューター活動の必要性、音声認識のツールの現状について講義を行いました。あわせて、要約筆記の実技も実施しました。要約筆記の演習は、支援に入った学生や支援を利用する学生が授業の場面で体験した出来事をもとにした模擬講義を教材としており、実際の支援の雰囲気を感じることができたのではないかと感じております。
2日間の養成講座を通して、受講生は聴覚障害のある学生が授業を受ける上での困難さや、どのような点に配慮や支援をすべきかを考えるきっかけになったのではと考えております。
障害学生支援の養成講座は各コースともに、春学期・秋学期の年2回開講しています。
障害学生支援に関心のある学生のみなさんは来年度の講義「障害学生支援技術」の受講登録をお願いします。
グループ内でのコミュニケーション方法について話し合うワークの様子。困難と感じること、他の人にお願いしてほしいことを書いた絵カードを使用し、口話以外の方法も含めどのような手段であればグループ内で情報を共有できるか確認しました。
要約筆記の実習の様子。受講生は先輩ピア・チューターと2人組となり、他の受講生が話す内容をパソコンに打ち込みました。実習後、感想を受講生との間で話し合ったり、先輩ピア・チューターからのアドバイスを受けたりしました。