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2024年度秋学期 視覚グループピア・チューター養成講座を開催しました

 視覚グループのピア・チューター(支援学生)養成講座を、2024年の10月5日・6日に行いました。

 プログラムとして5日にはアイマスクや弱視シミュレーションレンズをつけ、視覚障害を再現しての歩行・読み書き体験、6日については、資料のレイアウト調整、誤字や脱字をチェックする、紙資料の代読・代筆といった、実際のピア・チューター活動でメインとなる内容を主に扱いました。その他視覚障害者に関係する支援機器の操作体験や、実際に支援を受けている学生による講演、事前学習として小林秀之先生による「視覚障害の理解と支援」と題した基礎学習動画の公開も行いました。

 運営に参加してくれたピア・チューターは、これまで行われてきたプログラムの良い点や改善点を細かく整理し、演習の理解度を高める努力を重ねてくれました。また、実際に支援を受けている学生より話を聞くことで、受講生は視覚障害や支援内容について理解を高め、イメージを持つことができていたように見受けられました。

 それに加えて今回より、学生の提案で講座のユニバーサルデザイン化をさらに進めることとなり、実施教室を二つ用意しディスカッションに集中できる環境を作ったり、提供する資料の文字を大きくするといった工夫を取り入れました。そうした結果もあり、13名の学生が、新たにピア・チューター登録をしてくれた他、例年以上にプログラムにおいては細かく、そして深い意見交換がなされていた印象を受けました。

 本養成講座は、実際に障害のある学生をサポートしている先輩ピア・チューターや障害のある学生自身が、プログラムの企画・運営を行っており、専門的な支援技術や視覚障害について深く学ぶことができます。こうした活動に興味のある方は、ぜひヒューマンエンパワーメント推進局(BHE)までご連絡ください。

 (写真は、レイアウト調整のプログラム時に撮影したもので、プログラムの内容を説明しているものです)