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視覚障害学生支援チーム養成講座開催

6月10日(日)、17日(日)に、視覚障害学生支援チームの養成講座が行われました。この養成講座は、同チームの学生スタッフが主体となって計画・実施しました。受講生は、視覚障害の実情についての講義を受け、全盲やロービジョンの状態を体験したり、ピアチューターとしての作業内容を実際に行うなど、内容の濃い2日間を過ごしました。
視覚障害の実情を知るためのプログラムとしては、アイマスクを付けての歩行や昼食、また弱視疑似体験用の眼鏡を付けての歩行や模擬授業体験などを行いました。視覚障害学生自身も自らの経験を紹介していました。こうした活動を通して視覚障害者の状況を把握し、どのようなサポートが望ましいかを皆で考えました。
ピアチューターとしての作業内容の実体験としては、書籍のテキスト化や、視覚障害学生の作ったワードファイルのレイアウト校正、書類の代筆作業などに挑戦しました。特に、「見てわかりやすいレイアウト」と「画面読み上げソフトで聞いて分かりやすいレイアウト」の違いなど、視覚障害学生支援の難しさと面白さを学ぶことができました。
体験や作業が多かったこともあり、各受講生が積極的にコミットしてくださり、にぎやかな講習会となりました。今回、約30名の受講生が新たなピア・チューターとして登録してくださいました。皆さんのピアチューターとしての今後の活躍を期待しております。

弱視の歩行訓練(階段)の様子