menu

ダイバーシティ・アクセシビリティ・キャリアセンター

アクセス |

LS(Library Support)チーム養成講座開催

 11月12日~16日にかけて、附属図書館セミナールームにてLS(Library Support)チームの養成講座が開催しました。
 LSチームは、附属図書館での図書電⼦化サービスを⾏うピア・チューターのチームです。視覚障害があり、紙媒体の書誌が読めない学⽣や、肢体不⾃由があり、上肢の障害からページめくりが困難な学⽣を主な対象として発⾜しました。附属図書館とDACセンターが連携して取り組んでいる事業です。
 ピア・チューターの皆さんにお願いしている主な仕事はテキストデータの校正作業です。そのため、養成講座の中では校正の仕方の詳細な説明に加えて、図表、写真・絵などをテキストデータとして説明する方法について丁寧な解説がなされ、演習も行っています。このように図表、写真・絵をテキストデータとして分かりやすく端的に説明するという演習は、学生の皆さんにとっては、今後の研究発表や各種のプレゼンテーションを行う上でも良い経験になると感じています。
 これらに加えて附属図書館の対面朗読室の見学も行い、LSチームの活動の充実ぶりも感じることができました。附属図書館とDACセンターの連携によって、障害のある学生のために教科書等をテキストデータ化、蓄積・提供するサービスは、文部科学省による国立大学法人等の業務実績の評価結果の中で、筑波大学の注目される取り組みとして挙げられています。このようなことからもLSチームの今後の活動への期待がますます高まっていることがわかります。

 障害のある学生の支援に関心をお持ちの学生の皆さん、このようなかたちでの支援というものもありますので、次回LSチーム養成講座へのご参加をお待ちしています。

テキストデータ校正作業の解説の様子