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2022年度 手話コミュニケーションⅠが開催されました

 7月17日、18日の2日間にかけて、手話コミュニケーションⅠの講義を開催しました。

 この講義は今年度、新設された科目です。

 

 講義の目的は、「きこえることきこえないことを理解し、自己紹介と日常会話ができる程度の手話を習得する」です。これまで障害者とかかわったことのない学生にも、単なる知識や技術の習得だけでなく、多様性の理解に基いた主体的で実践的な学びを深めてもらうことを目指しています。

講義では、聴覚障害の概要や、きこえ方の違い、手話の必要性などの基礎知識のほか、グループワークでは自己紹介や日常会話の手話を学びました。

教員から学生への一方的な講義ではなく、各グループに聴覚障害学生がグループリーダーとして参加し、ピア・チューター学生もサポートしながらグループワークを行いました。

 

 受講生からは、「耳が聞こえないとはどういうことかがわかったし、よく使う手話表現も教えていただけて良かった」、「直接にお会いすることで気づけたこともあった」、「手話を日常的に使っている方々と会話することで、今まで見えてこなかったものが見えたり、自分の価値観や考えを見つめなおすいい機会になった」という感想が寄せられました。聴覚障害学生からは、「聴覚障害学生の声を伝える時間があって良かった」、「聞こえないことを説明することができた」という感想があり、単なる知識や技術の習得だけではなく、多様性の理解に基づく、より主体的で実践的な学びにつながって行きました。

 

 12月には手話コミュニケーションⅡが開催されます。手話コミュニケーションⅠで学んだ知識や習得した手話をもとに支援できる知識を深められるように進めていきます。

 

 また、筑波大学では障害のある学生に向けた支援のひとつとして、ピア・チューター制度があり、今回の授業でも5名のピア・チューターが活躍してくれています。

 ピア・チューターとしての活動に関心をお持ちの方は、DACセンターHPもご参照いただき、お気軽にご連絡ください。

 

手話コミュニケーション受講風景 手話コミュニケーション講座の受講風景