聴覚障害学生支援グループの養成講座(春学期)を開催しました。
今年度は5月18日と5月25日に実施しました。
1日目は、障害学生支援の背景となる制度やピア・チューター活動の必要性についての講義を行いました。その後、手書きによる要約筆記、PCによる要約筆記について、基礎と実技を行いました。
2日目は、音声認識のツールの現状について精度や限界、使用上の注意点についての講義を行いました。また、実際にツールを使って体験しました。その後、模擬講義を通してPCによる要約筆記の演習を行いました。
要約筆記の演習は、支援に入った学生や支援を利用する学生が授業の場面で体験した出来事をもとにした模擬講義を教材としており、実際の支援の雰囲気を感じることができたのではないかと感じております。
2日間の養成講座を通して、受講生は聴覚障害のある学生が授業を受ける上での困難さや、どのような点に配慮や支援をすべきかを考えるきっかけになったのではと考えております。
障害学生支援の養成講座は各コースともに、春学期・秋学期の年2回開講しています。
障害学生支援に関心のある学生のみなさんは来年度の講義「障害学生支援技術」の受講登録をお願いします。
※今年度の秋学期の募集はすでに終了しています。
要約筆記の実習の様子。受講生は先輩ピア・チューターと2人組となり、他の受講生が話す内容をパソコンに打ち込みました。実習後、感想を受講生との間で話し合ったり、先輩ピア・チューターからのアドバイスを受けたりしました。