10月19日(土)、及び11月17日(日)の2日間でLS(Library Support)グループの養成講座を開講しました。
筑波大学では、附属図書館とBHEが連携して、紙媒体の図書館資料へのアクセスが困難な学生等を対象とした資料電子化サービスを実施しています。
今年度の養成講座は、例年通り、図表や写真を文字で説明する際の基本的なルールについて学ぶことで、支援活動の基礎を習得することを目指しました。
また、大学における障害学生支援に関わらず重要な知識として、非テキストコンテンツのアクセシビリティについて考える機会を提供することを目的として設定しています。
講座では、LSグループの支援を利用している学生にゲストとしてお越しいただき、体験談をお聞きすることで、LSグループの活動の意義について考えを深めました。さらに応用として、テキスト化された図表を再現するペアワークも行ないました。受講生はペアワークを通して、非テキストコンテンツを文字情報で正確に表現することや、文字情報を手掛かりに図表をイメージすることの難しさを体験しました。
LSグループの活動を通して作成した電子データは、障害のある学生の支援にとどまらず、国立国会図書館へ提供させていただく場合があります。
このように、活動の成果が学内で完結しない点がLSグループの魅力の一つです。
LSグループにご興味がある方は、是非来年度の養成講座をご受講ください!
養成講座における講義の様子
対面朗読室を見学する様子