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運動障害学生支援チーム養成講座開催

 気持ちがいい秋空の下、11月10日(土)・11日(日)の2日間にわたり運動支援チームの養成講座が行われ、新たに15名ほどのピア・チューターが誕生しました。運動支援チームの養成講座では、在学中の運動障害学生と話し理解することを通して、学びを深めることを目的としています。今回の養成講座では、毎度のプログラムである「車椅子の説明」や「車椅子体験」、「ノートテイク」等に加え、初めての試みを2つ行いました。

 まずは「片手ランチ」です。この時間では、昼食を食べる際、片方の手を使わないことをルールとしました。片手しか使えないと調味料の小袋を切ることなどが難しく、ペットボトルの蓋を開けたりおにぎりのラップをめくったりすることにも工夫が必要でした。養成講座全体を通して車椅子の利用者に焦点を当てたプログラムが多いため、上肢に障害のある方の生活を体感する良い機会となりました。

 もう一つは、外部講師の先生にご担当頂いている「介助技術講習」の時間に、現在在籍している車いすユーザーの学生の障害状況を取り上げ、より具体的・実践的にレクチャーをして頂いたことです。従来通り一般的な車椅子からの移乗の仕方などを教わりつつ、個別的な対応についてもお話し頂けたため、受講生も今後に繋がる知識が得られ、さらに学びが深まりました。

 今回の養成講座は随所で笑い声があがるなど、和気あいあいとした雰囲気の中で行われました。2日間の経験やその中で得た知識は、ピア・チューター活動に活きることはもちろん、今後の受講生自身にプラスになることが多々ありました。

車椅子でのエレベーター乗降体験の様子

車椅子で図書館のパソコンを操作する様子

講義の様子