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2021年度春学期 視覚コース養成講座開催

 

 視覚グループのピア・チューター(支援学生)養成講座を、2021年6月5日と6日の2日間で行いました。

 

 新型コロナウィルスの感染拡大を考慮し、今回の養成講座は、全面オンラインにて実施することとなり、これは視覚グループにおいて初めての試みとなりました。

 

 プログラムとして、6月5日には代筆支援、資料のレイアウト調整、図表の説明をリアルタイム形式にて行い、オンライン上ではあるものの、受講生同士、あるいは受講生と先輩ピア・チューターたちがコミュニケーションをとりながら、課題に挑戦する姿がみられました。また6月6日については、オンデマンド教材として、誘導支援、OCRソフトの使用方法、弱視体験用パワーポイントを配信しました。

 これら2日間の内容は、実際の障害学生支援活動で必要となる知識や技術が盛り込まれている他、受講生は事前に、小林秀之先生による「視覚障害の理解と支援/支援機器」と題した基礎学習動画を視聴し、本講座に備えることもできるようになっていました。

 

 例年通り対面での実施ができない分、ピア・チューターたちは教材の質を落とさないよう、その内容・公開方法を吟味し、本養成講座を実施するまでに多くの努力をし

てくれました。これにより今回は7名が、新たなピア・チューターになりたいと、希望を出してくれました。

 

 本養成講座は、実際に障害のある学生をサポートしている先輩ピア・チューターや障害のある学生自身が、プログラムを立案し、養成講座の運営・参加も行っています。そのため専門的な支援技術や視覚障害について深く学ぶことができます。また、新しくピア・チューターとして活動する学生のためのフォローアップ(経験者向け)講習会も用意されています。

 

 今年度は10月2日・3日にも、養成講座を実施する予定です。

 また、来年以降も実施いたしますので、ご参加をお待ちしています。