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2022年度春学期 視覚コース養成講座を開催しました

 視覚グループのピア・チューター(支援学生)養成講座を、2022年の6月11日と12日の二日間で行いました。

 

 今回も新型コロナウィルス感染拡大下での実施となったため、ソーシャルディスタンスの確保や消毒といった感染対策を行いつつ実施しました。一方で2年ぶりに、教室での演習を実施することができ、受講生のみならず、講義に参加したピア・チューターにとっても、気づきの多い時間となりました。

 

 プログラムとしては6月11日が対面形式、12日がオンデマンド形式での実施となりました。11日にはアイマスクや弱視レンズをつけての移動・読み書き体験、視覚障害者用の支援機器体験などを行いました。一方12日については、資料のレイアウトを調整したり、誤字や脱字をチェックする、紙資料の代読・代筆といった、実際のピア・チューター活動で役立つメニューとなっていました。その他事前学習として、小林秀之先生による「視覚障害の理解と支援」と題した基礎学習動画も公開されました。
 久々の対面実施ということもあり、教材・プログラム内容の見直しや、支援機器についてその概要をピア・チューター自身が改めて確認するなど、念入りなシミュレーションが行われました。そうした努力もあり、講義・演習の質を落とすことなく対面実施が可能となり、受講生も、初めての体験が多く生き生きとプログラムに参加してくれていました。

 

 本養成講座は、実際に障害のある学生をサポートしている先輩ピア・チューターや障害のある学生自身が、プログラムの企画・運営を行っており、専門的な支援技術や視覚障害について深く学ぶことができます。こうした活動に興味のある方は、ぜひDACセンターまでご連絡ください。

 

 

弱視レンズ体験の様子