12月3日、4日の2日間にわたり、手話コミュニケーションⅡの講義が開催されました。
この講義は今年度、新設された科目で、手話コミュニケーションⅠを履修した学生が対象です。
講義では、手話Ⅰで学んだ知識や習得した手話をもとに、聴覚障害者を理解した上で支援ができる知識を深められるように進めていきました。グループワークでは、聴覚障害学生、および一定の経験を有するピア・チューター学生がサポートしながら、通常会話ができる手話の習得を目指して進めていきました。
受講生からは、「手話表現をたくさん学べたのはもちろんのこと、コミュニケーション方法の多様性や聴覚障害の方と私たちの考え方の違い、それを踏まえて自分たちが出来ることなどを考えることきっかけになった」と感想が寄せられました。
手話コミュニケーションⅠ・Ⅱは、単なる知識や技術の習得だけではなく、多様性の理解に基づく、より主体的で実践的な学びが目的です。手話コミュニケーションⅠ・Ⅱは来年度も開催されます。
手話コミュニケーションⅠ・Ⅱの目的に興味をお持ちの学生の皆さんの参加をお待ちしております。
また、筑波大学では障害のある学生に向けた支援のひとつとして、ピア・チューター制度があり、今回の授業でもピア・チューターがサポートしています。ピア・チューターとしての活動に関心をお持ちの方は、来年度、開講される『障害学生支援技術の受講をお待ちしています。