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ダイバーシティ・アクセシビリティ・キャリアセンター

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DACセンター(アクセシビリティ)

センター長挨拶

 筑波大学は、特別支援教育や障害科学に関する研究・教育の長い歴史と伝統を背景に、開学以来多くの障害学生を受け入れ、1970年代には留学生のチューター制度を参考に、障害学生に対する学習補助者制度を発足させました。1990年代に入り、障害学生の増加と多様化に対応するため、聴覚障害学生の情報保障のための手話サークルを中心とした支援体制の構築や視覚障害学生のためのPC点訳機材を備えた支援室の整備などが行われました。2001年には全学的な障害学生支援委員会が設置され、学生に対する支援者養成講座を開始、2007年には障害学生支援室が設置されたことにより、大学としての本格的な支援体制が飛躍的に強化されました。さらに2015年には、障害学生支援室が、ダイバーシティ推進室、キャリア支援室とともにセンター化され、ダイバーシティ・アクセシビリティ・キャリアセンター(以下「DACセンター」)アクセシビリティ部門として位置づけられるなど、組織の改革、拡大とともに学内における障害学生支援の必要性が認められてきていると感じています。我が国においても、2016年に障害者差別解消法が施行され、社会的にも障害学生支援が大きな注目を浴びるようになりました。そのような中で筑波大学DACセンターも、2018年にはダイバーシティ、アクセシビリティ、キャリアサポートの3部門を有機的に統合しました。横断的かつ一体的な体制を築くことで、アクセシビリティの現機能の更なる強化を図っています。また一体的な体制を確立することで、学内の他組織や学外機関との連携を推進しています。DACセンターでは、このような長い歴史と伝統に裏打ちされた支援の実践的な蓄積とともに、障害学生支援に関わる研究にも積極的に取り組むことで、エビデンスに基づいた、よりよい修学支援の提供を目指しています。例えば、全国的に増加している発達障害のある学生への支援を拡充するため、本学の障害学生支援の特筆すべき点は、支援を行う主体が養成講座を通して一定の専門知識と技術を持った学生(ピア・チューター)である点にあります。多くの学生がアクセシビリティの運営に関わっている専門教員が中心となって行う総合科目「障害学生とともに学ぶ共生キャンパス」を入門コースとし、その後に選択する専門分野の養成講座を受講して、ピア・チューターとなり、専門教員のスーパーバイズのもと、安定的に支援業務の大きな力となっているところは、本学支援の誇れる体制であると自負しています。現在、その数は200名を超え、その中には障害学生自身も多く含まれており、支援の質の向上に大きく貢献してくれています。

 あわせて、2006年からは日本学生支援機構の障害学生修学支援ネットワークの拠点校として、他機関からの障害学生支援に関する相談や教職員研修等にも積極的に協力するなど、我が国の高等教育機関の中でもリーダー的役割を担っています。

 筑波大学DACセンターは、今後も引き続き、障害学生支援に関わる研究と実践を積み重ねていく中で、意欲と能力のある障害学生の皆さんへ、専門性の高い、よりよい修学支援を提供したいと考えています。

                       ダイバーシティ・アクセシビリティ・キャリアセンター長
五十嵐 浩也